会長挨拶

Photo_佐藤秀樹(Alex)

2016-17年度 クラブスローガン

「小さな善意からはじめよう」

 

東京愛宕ロータリークラブも早いもので創立3年目を迎えることができました。

ロータリークラブとはなんだろう?という漠たる疑問をもちながらクラブに入会した方も多いと思います。“新しい風”という掛け声のもと、親クラブを持たないクラブとして、我々は試行錯誤でクラブ運営を行ってきました。多くの会員の努力もあり、会員数は順調に増加してきました。

その一方で、この3年の間に会員の退会や休会といったことも見られるようになりました。多くのクラブにとってそれは当たり前のことかもしれませんが、愛宕ロータリークラブにとっては少人数にもかかわらず、会員が退会していくことは残念で仕方ありません。各々退会の理由は異なりますし、我々が何かおかしなことをしているわけではありません。退会を防ぎ、魅力あるクラブ運営を行うことができれば、会員数は自然と増加していくのではないかと考えています。

それでは、“魅力あるクラブ”とはなんでしょうか?そもそも愛宕ロータリークラブは他のロータリークラブと違い平均年齢も低く、若いエネルギーのあるクラブです。親クラブもない分伸び伸びとクラブ運営も行えます。それでは“魅力あるクラブ”になるためにはどうすれば良いのでしょうか?

私は2つあると思います。

第一に、多くのクラブ会員がクラブの活動を通じて、何らかの形で奉仕活動に携わり、自分が社会のためになっている、ということを感じることが必要だと思っています。ロータリークラブは世界と日本の多くの地域で様々な活動を行っています。愛宕ロータリークラブの活動を通じて、我々が何か世界や社会の役に立てるとしたらどれだけ素晴らしいことでしょうか?一人やまわりの友人とは出来ないことも、愛宕ロータリークラブを通じてなら可能です。

次に例会の充実を通じてクラブライフが楽しいと感じることが必要だと思います。クラブ運営の基本は例会にあります。どんなに家庭や仕事で多忙な日々でも、例会に出席したいと思えるような例会を開き、仲間に会える喜びや楽しみを感じられるようにする必要があります。

2016-17年度のRI会長テーマは“人類に奉仕するロータリー”です。そして地区運営方針は“奉仕の哲学を実践しよう”です。私は本年の愛宕ロータリークラブのテーマを“小さな善意からはじめよう”としました。まだ立ち上がって3年のクラブにとって、人類に奉仕することはなかなか壮大なテーマですが、小規模なクラブだからできることがたくさんあると思います。愛宕ロータリークラブであれば、どんなに小さな奉仕活動でも、率先して取り組むことができます。小さな奉仕活動の積み重ねが、大きな前進につながり、私達はクラブ活動の存在意義をより理解できるのではないでしょうか?

折に触れてお話ししていますが、私はロータリー財団奨学生として大学時代にイギリスに1年間留学させていただきました。ロータリーは一度として私に何かを求めてきたことはありませんでした、それどころか私をクラブに招待してくれたり、卓話の機会をいただきました。それはまさにロータリアン一人一人の無償の奉仕からなるものでした。

“恩おくり”という言葉があります。

人から受けた恩を、直接その相手にお返しをするのは”恩返し“ですが、受けた恩を周りの誰かにおくるのが“恩おくり”です。おくった恩は巡り巡って、恩を受けた人や家族や友人に返ってくる。“恩おくり”の巡り合わせが、たくさんの人を幸せにします。私達愛宕ロータリークラブのメンバーは、まだ人生や職業人として道半ばです。一生懸命働き、家族につくし、忙しい毎日を精一杯生きています。我々は多くの方の“恩”に支えられていますが、はたして“おくり”ができているでしょうか。

愛宕ロータリークラブを通じて、“小さな善意”から実践していきましょう。地域社会や日本を変えていく“恩おくり”の連鎖をつなぐ一年になることを願っています。

国際ロータリー第2750地区 東京愛宕ロータリークラブ

2016-17年度 会長
佐藤 秀樹