2016年5月17日(火) 第119回本例会

プログラム

卓話「いのちの持ち物けんさ」について

スピーカー

学生団体SOAR 代表

川畑 真帆様

難民の疑似体験をするワークショップである、「いのちの持ち物けんさ」についてお話しいただく予定です。

 

【学生団体SOARとは】

学生団体SOARは、国連UNHCR協会でインタ−ンをしていた学生数名により、2013年に発足された学生団体です。

せっかく難民支援や国際協力への共通の興味や目的意識を持った学生が集まるインタ−ンの機会に、それぞれのインタ−ン期間の終了後にも難民支援に関わり、お互いに繋がり続けられるプラットフォームを作りたいという思いで、当時のインタ−ン生たちがSOARを立ち上げました。 

当時は、メンバーに共通する大学生としての立場や繋がりを活かして、全国の大学や学生とのネットワークを構築し、若い世代に対して難民支援を身近にする働きかけをすることを目的としていました。

 

【学生アイディアコンペ】

 そのような目的意識で、SOARが初めて手がけた活動が、2013年12月に国連UNHCR協会と共催した「学生アイディアコンペ Supported by AEON」です。このコンペでは、「いかにして難民問題を身近にするか?」というテーマで大学生からアイディアを募り、合計21組のアイディア応募の中から選ばれた5組がアイディアのプレゼンテーションを行いました。

結果、「Share the hearts ~いのちの持ち物けんさ~」ワークショップが最優秀アイディア賞を受賞しました。これは、参加者が自分の持っているものを振り返り、難民の「喪失体験」の心境を疑似体験したうえで必要な支援を考えるためのワークショップで、2014年度以降に実現され、様々な教育機関で実施されるに至っています。